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研修医が患者の診療情報を保存したUSBメモリを紛失 - 都立病院

東京都は、都立神経病院において研修医が患者の個人情報を保存したUSBメモリを紛失したと発表した。

紛失したのは、研修医が患者の診療情報を記録していた個人所有のUSBメモリ。5日に出勤した研修医が利用しようとしたところ見あたらず、紛失に気が付いたもので、同医師が11月2日に医局で利用したのを最後に所在がわからないという。

なくなったUSBメモリには、患者19人分の個人情報が保存されており、氏名や生年月日のほか、診断名や診察内容、検査結果、病歴、家族歴、アレルギーの有無など、診療情報が含まれている。紛失判明後、院内や同医師自宅など探索したが発見できず、11月6日に警察へ被害を届けた。同院では関連する患者に対して事情を説明と謝罪を行っている。

同院では、7月にもバックアップ用として患者情報を保存していたUSBメモリを紛失する事故が発生。今回の事故を受け、同院は、全職員を対象にヒアリングを実施するほか、個人所有のUSBメモリの使用を全面禁止し、認証機能付きUSBメモリの利用に限定、施錠管理を徹底するとしている。

(Security NEXT - 2007/11/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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