Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

給与データを不正入手した従業員を懲戒処分 - 西、中日本NEXCO

西日本高速道路と中日本高速道路は、不正に給与データを持ち出した従業員に対して懲戒処分を行った。

問題となった事件は、中日本高速道路の給与・厚生事務センターへ出向していた西日本高速道路の従業員が、復職する2006年9月に、同センターで処理を行っている東日本高速道路、中日本高速道路、西日本高速道路の給与データを不正に持ち出したもの。

同従業員は、復職後も同センターに勤める中日本高速道路の従業員からメールなどを利用して、4回にわたりデータを不正に入手。別の西日本高速道路従業員2人にもデータを渡していた。データは、従業員の個人情報が含まれているが、外部への流出はなかったという。

西日本高速道路と中日本高速道路は、8月20日付けで同従業員を減給1月としたほか、データを渡した中日本高速道路の従業員を戒告、そのほか関係者に対して文書による厳重注意などの懲戒処分を行った。

西日本高速道路
http://www.w-nexco.co.jp/

中日本高速道路
http://www.c-nexco.co.jp/

(Security NEXT - 2007/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト