Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

顧客の個人情報がWinny流出の可能性 - セイコーアイ・インフォテック

セイコーアイ・インフォテックは、顧客の個人情報がファイル交換ソフト「Winny」を通じて流出した可能性があると発表した。

流出した可能性があるのは、同社が1976年から2002年までに扱った顧客の個人情報6957件。氏名をはじめ、会社名や住所、役職、電話番号といった勤務先の情報などが含まれる。また親会社であるセイコーインスツルのグループ会社従業員の氏名など190件も流出した可能性がある。

従業員は、2003年に自宅で業務を進めるため自宅へデータを持ち出していたもの。2004年からパソコンへWinnyをインストールしていたが、7月28日にウイルス感染に気が付いたという。同社では、業務情報の持ち出しを禁止していたが、守られていなかった。10日の時点で個人情報の不正利用など受けていないとしている。

同社では、経済産業省へ事故を報告し、関連する顧客へ事情説明と謝罪を行った。持ち出しに関する規定の見直しなど再発防止策を実施するという。

(Security NEXT - 2007/08/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
ネット印刷サービスにサイバー攻撃、個人情報流出か - ウイルコHD子会社
英国ブランド通販サイト、約3年間にわたりクレカ情報流出の可能性
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
ランサム攻撃者が犯行声明、事実関係を確認中 - アスクル
ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加