Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

子どもがワンクリック詐欺サイトへアクセスするトラブルに注意 - IPA

子どもがワンクリック詐欺に巻き込まれ、相談を受けるケースが増加しているとして情報処理推進機構では注意を呼びかけている。

子どもが、アダルトサイトや出会い系サイトなど興味本位でアクセスしてしまい、埋め込まれた不正プログラムをダウンロード、その後請求書が表示が消えなくなるといった症状で、日々相談が寄せられているという。IPAでは、予防策としてウイルス対策ソフトの導入や最新の定義ファイルの利用、OSのアップデートなどを呼びかけている。

また有害サイトへのアクセスを控え、アクセスしてしまった場合も警告のアラートなどをきちんと確認することで不正なプログラムをダウンロードしないようアドバイス。さらに最善の対策としてフィルタリングサービスを紹介。また子どもとインターネットの利用について確認し、安全に利用するための約束事を決めるなど対策を勧めている。

請求を受けた際も、慌ててすぐに問い合わせたり、金銭を振り込みなど行わないよう、呼びかけている。また、再起動しても請求が収まらないような場合は不正プログラムが埋め込まれた可能性があり、システムの復元や初期化といった対応を案内している。

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

(Security NEXT - 2007/08/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意