Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IPA、生体認証のセキュリティ対策推進に向けたガイドラインを公開

情報処理推進機構は、生体認証システムの理解を深め、導入時に参考となる「生体認証導入・運用のためのガイドライン」を公開した。

同ガイドラインは、指紋、静脈、虹彩などの生体特徴を利用したバイオメトリクスのセキュリティに関する情報を提供するもの。想定読者は、生体認証の導入を検討している企業や導入済み企業の担当者。技術の概要や導入のメリット、運用時の留意点などまとめた。

生体情報の一部を利用することから、情報の紛失、盗難、置き忘れの可能性が低いなど、生体認証を導入するメリットを解説。一方、誤って本人を拒否する「本人拒否率」や誤って他人を受け入れる「他人受入率」など、システムの利用目的に適した認証精度の重要性などを説明している。

また運用マニュアルの作成や監査、利用者の教育など運用における情報も提供。生体認証に関して誤解されているケースがあり、同機構では、客観的な面からまとめた同ガイドラインを、システムの導入や運用に役立ててほしいとしている。

(Security NEXT - 2007/07/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ECサイトで不具合、会員登録時に別人情報表示 - 下着通販会社
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
「Node.js」にセキュリティアップデート - 12月15日に公開予定
成人の日記念行事の案内ハガキを紛失 - 福岡市
患者の個人情報含む書類をFAXで誤送信 - 千葉労災病院