松井証券と一橋大の共同研究が無期延期 - 取引データ利用で混乱
松井証券は、同社の取引情報を用いて一橋大学大学院と行動ファイナンスに関する共同研究について無期延期を公表した。
同社では、保有する個人投資家の売買情報を用いて一橋大学大学院と行動ファイナンスの共同研究を進めると5月30日に発表。個人は特定されず、同社内と研究グループ内のみの利用であると説明していたが、一部で利用者の間で不安の声があがるなど、混乱が発生していた。
同社では混乱を受け、行動ファイナンスに関する理解も進んでおらず、顧客への説明も不足していたとして、無期延期とした。また、今回個人情報を第三者へ提供する際に行った手続きについては、「本人が容易に知り得る状態」であり、本人の希望に応じて提供を停止することから、個人情報保護法上の問題はなかったとの見解を示している。
(Security NEXT - 2007/06/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
サーバがランサム感染、情報流出は調査中 - ソフトウェア開発会社
オンラインサービスで不正ログインか、詳細を調査 - 西濃運輸
イベント申込者宛てメール本文に個人情報 - 秩父市
委託先が郵便物の宛名ラベルで誤印刷 - 神奈川県
顧客情報の盗難や紛失など事故2件を公表 - 住友不動産販売
顧客情報含む書類の盗難および紛失事故3件を公表 - 住友不動産販売
IBM「Jazz Team Server」に深刻な脆弱性 - 修正版がリリース
Salesforce「Tableau」に深刻な脆弱性 - 7月の更新で対応
先週注目された記事(2025年8月17日〜2025年8月23日)
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性1件を解消