「NHKのど自慢」出場者情報含むパソコン所在不明に
NHK北海道ビジョンの業務委託先においてパソコンの紛失事故が発生し、「NHKのど自慢」参加者の個人情報が流出した。
今回の紛失事故は3月1日に判明したもので、所在がわからなくなっているパソコンには、氏名や住所、電話番号など番組参加者の情報1269件が保存されていた。NHKによれば、局外へパソコンの持ち出しは禁止していたという。
同局では、「関係者の皆さまにご迷惑をおかけしたこと、視聴者の皆さまにご心配をおかけしたことを深くおわびいたします」とコメントし、再発防止に取り組むとしている。情報が保存されていた出場者に対しても事情を説明、謝罪しているという。
一方佐賀放送局では、2月25日夜に地域担当者が盗難に遭い、顧客情報が記載された放送受信契約届けや受信料入金票の控えを盗まれる事故が発生。
被害に遭った同社佐賀放送局によると、帳票には18件の顧客情報が記載されており、氏名と受信料の収納額などが含まれているものが16件、また氏名、住所、電話番号、口座番号が含まれているものが1件、氏名、住所、電話番号が含まれているものも1件あったという。
NHKでは佐賀放送局以外にも、2月に入ってから名古屋放送局におけるノートパソコンの紛失事故や鹿児島放送局の書類紛失事故を発表。Winny経由による取材資料のネット流出など個人情報の流出事故が判明している。
(Security NEXT - 2007/03/02 )
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