Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

違法情報発信者の情報開示の円滑化を実現するガイドライン

関連団体や学識経験者で構成するプロバイダ責任制限法ガイドライン等検討協議会は、「プロバイダ責任制限法 発信者情報開示関係ガイドライン」のパブリックコメントを開始した。意見募集の締め切りは2月9日。

同ガイドラインでは、インターネット上で権利を侵害する情報が公開された場合に、プロバイダなどが発信者情報を開示する際の具体的な判断基準を、判例などをもとに取りまとめたもの。プロバイダ責任制限法では、条件を満たした場合、プロバイダは権利者の求めに応じて情報を開示できるが、今まで明確な基準がなく、対応が難しい面があった。

同ガイドラインでは、名誉毀損やプライバシー侵害、著作権侵害といった場合の対応を明確化したほか、発信者情報開示請求における手続き方法も盛り込んでおり、プロバイダ責任制限法による発信者情報の円滑な開示を目指す。

(Security NEXT - 2007/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「IBM QRadar SIEM」に複数脆弱性 - 修正パッチをリリース
複数機器がランサム被害、調査を継続 - エースコンサルタント
「WordPress 4.6」以前へのセキュリティ更新を7月に停止
ゲームサーバ管理ツール「Pterodactyl Panel」に脆弱性 - 悪用の動きも
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「GeoTools」にXXE脆弱性 - 「GeoServer」なども影響
ランサムウェア被害による情報流出が判明 - 日揮ユニバーサル
イベント申込フォームで設定ミス、個人情報が閲覧可能に - 鎌倉市
「Roundcube」にアップデート - 前バージョンの不具合を解消
サイトが改ざん被害、仮設サイトを設置 - 日本体操協会