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JR北海道、工事関係書類6件がWinny流出

JR北海道社員の私用パソコンがウイルス感染に感染し、工事関係書類がWinnyを介して流出したことが明らかとなった。

流出したのは、青函トンネル工務所管内の過去の道床交換工事に関する書類および見積査定書。2004年度の2件と2005年度2件が含まれる。また、2006年9月に発注予定である作成中の工事関係書類2件分も含まれていた。

8月1日に流出が判明し、その後の調査で、同社員がデータをUSBメモリに保存して持ち出していたことがわかった。USBメモリを個人のパソコンに接続したが、ウイルスに感染していたためにWinnyを介して流出したという。

同社では、流出した過去の情報については、今後の工事発注業務に影響を及ぼすことはないとしている。今後発注予定であった分については、工事計画の練り直しなどの対策を実施するという。

同社では、ファイル交換ソフトの使用禁止、業務データの持ち出し禁止、個人パソコンの業務利用禁止といった内規を徹底し、再発防止を目指すとしている。

(Security NEXT - 2006/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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