Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国内金融機関のセキュリティ対策は世界最高水準 - トーマツ調査

国内金融機関のセキュリティ対策が世界トップクラスであることがわかった。デロイトトウシュトーマツなどが世界中の金融機関を対象にセキュリティ調査を実施し、判明したもの。

今回結果が公表されたのは、「2006 Global Security Survey」と題された調査で、世界中の金融機関におけるセキュリティ担当幹部を対象に実施された。今回で4回目を迎えている。

トーマツによれば、前回から外部者から攻撃を受けた金融機関が昨年の26%から78%へ大幅に増加。システムへの不正アクセスや情報漏洩など、約半数の組織が内部関係者による攻撃の経験があったという。

国内の金融機関については、個人情報保護法の影響もあり、セキュリティ攻撃の被害も最も少かった結果、全14のカテゴリーの中で、8つの分野で最高を記録し、全6地域でトップになるなど、高成績を記録したという。

個人情報保護のためのプログラムの整備や担当役員の任命など、調査を行った金融機関すべてで実施されていたという。また、セキュリティ戦略の策定やセキュリティに関する教育教育なども9割以上で行われていた。

(Security NEXT - 2006/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

省庁や独法などの攻撃対象領域保護を実施 - NISC
冊子発送先の個人情報を郵便局へ誤送付 - CCNC
2Qの脆弱性届け出は112件 - 前四半期から半減
高校生向けセミナーの申込フォームで設定ミス - 岩手県立大
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
障害はWindows端末の1%未満、重要サービスでの利用多く影響拡大
「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
CrowdStrikeによる障害、約850万台に影響 - あらたな復旧方法も準備中
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)