Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アンラボ、「ウィニーワクチン」にWinny削除機能を誤って搭載

アンラボは、個人向けに無償で提供しているWinny経由で感染するウイルスの駆除ソフト「アンラボ ウィニーワクチン」の一部バージョンに、Winny本体を削除する機能を誤って搭載していたと発表した。現在、修正版を公開している。

3月23日に公開されたバージョンに搭載されてしまったもので、利用者の指摘により判明。同社では、同ツールにおいてWinnyについては検出のみに機能を限定し、削除する機能は提供しない方針だったが、法人向けツールに削除機能を追加する際、誤って同ソフトにも同機能を搭載してしまったという。

同社では、28日に「アンラボ ウィニーワクチン」の配布を一時停止。同機能を修正し、1種類の不正なコードに対応する機能を追加したバージョンを再度公開している。

同社では、検出後、削除を選ばない限り勝手にWinny本体を削除することはないとしている。また、旧バージョンを削除の上、最新版を利用して欲しいとアナウンスしている。

アンラボ
http://www.ahnlab.co.jp/

(Security NEXT - 2006/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ランサム被害で顧客や取引先の情報が流出 - アスクル
日本サイバー犯罪対策センター、ウィンブレ実写映画とコラボ
SAP、月例アドバイザリ20件を公開 - 複数「クリティカル」も
都立病院の患者情報流出 - 「USB拾得」との匿名文書が複数届く
会報誌データのメール送信時に誤送信 - 群馬県立点字図書館
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
「ManageEngine Analytics Plus」にSQLi脆弱性 - 8月の更新で修正済み
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
Synology製NAS「BeeStation」に深刻な脆弱性 - 修正版が公開
米当局、「WatchGuard Firebox」など脆弱性3件の悪用に注意喚起