Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

呉信金、約6万5000件の顧客情報を紛失

呉信用金庫は、振込明細表など、顧客情報が記載された内部書類の紛失が判明したと発表した。

同金庫によれば、紛失した内部書類は、個人情報5万1618件を含む「振込人別振込明細表」をはじめ、7036件を含む「口座振替受入・照合明細表」や2124件を含む「債券マル優マル特異動明細表兼残高一覧表」など、6万5518件の顧客情報が記載されていたと推定されており、氏名、住所、電話番号、口座番号などが含まれていた。

同金庫では、5月から6月にかけて個人情報に関わる書類の一斉点検を実施した際、772件の紛失が判明。その後全店の保管状況を追加調査したところ、今回の紛失がわかったという。

同庫では、誤って他の書類とともに廃棄処分した可能性が高いと内部調査の結果、結論付けている。同金庫では、個人情報保護や書類の管理に関して職員の指導教育を徹底して、再発防止に努めるとしている。

(Security NEXT - 2005/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開