勤労者退職金共済機構、共済加入者の個人情報を紛失
勤労者退職金共済機構は、書類の保管業務を委託している「郵船フレッシュチェーン」において、共済契約者の「掛金収納書」の一部を紛失が判明したと発表した。
同機構によれば、紛失が判明したのは建設業退職金共済制度に加入していた共済契約者の、1996年2月収納分の「掛金収納書」で、共済証紙を購入した事業主名、電話番号、共済契約者番号などが記載されていた。紛失の件数は最大2万915件、1万4325社分で、そのうち個人事業主は最大2512名。
2005年8月25日に委託会社より紛失の報告があった。その後ただちに同機構内でも調査するとともに、同社に対して調査範囲を拡大して再度調査するよう指示した。しかし9月13日に、同書類は発見されなかったとの最終報告を受けたという。また内部調査の結果、同書類は誤って廃棄された可能性が高いとしている。
同機構では、該当する個人事業主に対し個別に文書を送付し、問い合わせ専用の電話窓口を設けた。また今後は、委託業者の書類の管理方法についてさらに精査するとともに、加入者情報の管理体制を強化して再発防止に努めるとしている。
(Security NEXT - 2005/09/16 )
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