積水ハウス、3件の個人情報流出事故を公表 - なりすましによる詐取も
積水ハウスは、7月に3件の個人情報紛失事故が発生したと発表した。
同社によれば、最初の事故は7月5日で、中部地区の社員が車上荒らしに遭い、顧客情報が記載された手帳を紛失したという。顧客の住所や氏名、電話番号など、30件の顧客情報が含まれていた。
さらに7月15日、近畿地区の同社事業所へ同社社員の実名を騙る人物より電話があり、氏名や住所、商品名、床面積、請負金額、引き渡し日など顧客情報2件が聞き出される被害にあったという。その後なりすましであることが判明した。
また、7月22日に、同社中部地区の社員が展示場の引き合いカード147枚を搬送途中、車を修理に出すため、駐車場でいったん降ろしたところ、そのまま忘れたという。カードには氏名や住所、電話番号が記載されていた。紛失したカードはその後拾得物として警察へ届けられ、回収された。
いずれも事故判明後、同社では該当する顧客へ責任者が事情を説明したとしている。今後は、営業車内へかばんなどを放置しないことや、電話を折り返すことによる社員の確認、多数の個人情報を扱う作業中に他の業務を入れないなど、再発防止策を進めるという。
(Security NEXT - 2005/08/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開