滋賀県、サーバへの不正侵入で個人情報が閲覧可能に
滋賀県は、県が庁外に設置しているサーバへの不正侵入が発生したと発表した。
同発表によれば、不正アクセスが判明したのは、県民文化課が開設しているホームページ「あーとねっと・しが」、および「協働ネットしが」を運用するために設置されたサーバ。10日間に渡り、侵入者がサーバの不正利用をしたり、非公開の個人情報などを閲覧することが可能な状態となっていたという。
同県では原因について、一時的に作成したテスト用のログインIDを放置し、そのログインIDおよびパスワードが容易に推測可能であったためだとしている。また、テスト用のログインIDに対して、行使できる権限を必要なものに限定していなかったこと、サーバメンテナンス用の端末を限定していなかったことなども重なった。8月9日現在、両ホームページは閉鎖されている。
同県では、個人情報が閲覧可能な状態にあった者に対し、メール或いは文書で謝罪するとともに、ネット上に情報を公開しているサーバを設置しているシステムについて、再度総点検を実施するとしている。
(Security NEXT - 2005/08/09 )
ツイート
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意