So-netの顧客情報流出は内部犯行の可能性
ソニーコミュニケーションネットワークは、ブロードバンドサービス「So-net ADSL」顧客情報364件の外部流出について、調査結果を発表した。
今回、調査結果が公表された流出事故は、同社が6月13日に公表したもので、マスコミへ同社の顧客情報が持ち込まれたもの。流出したのは2003年1月と同年12月に申し込んだ顧客のうち、ADSL回線開通にあたって何らかの不備があり、同社から連絡することになっていた364件分のデータ。
同データは、通常とは異なる業務処理により作成されたものであるため、アクセスログなどの記録が完全ではなく、流出の原因や経路、持ち出し者を特定することはできなかった。しかし調査の結果、ネットワーク経由での外部からの侵入の可能性は極めて低く、内部から持ち出された可能性が高いと判明したという。
同社では、通常の業務処理が実行できない場合の特別対応業務のプロセス管理や、アクセス権限およびアクセスログの管理、事故発生時の追跡方法の見直しなどを強化して、より一層の情報セキュリティ対策に努めるとしている。
(Security NEXT - 2005/06/28 )
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