増加するネット上での金融取引 - 不安は個人情報の流出
インフォシークと三菱総合研究所は、「第3回ブロードバンド利用者調査」を実施し、インターネットによる金融取引に関する調査結果を発表した。
調査結果によれば、ネット利用者の約8割弱が金融取引を体験している。なかでも円預金は68.1%と高い割合を示した。クレジットカードによる取引は37.1%、株式取引は15.3%となっている(ただし、いずれも利用していないとの回答(24.5%)のうち、半数は10代によるもの)。
インターネット専業銀行を活用するという声も多く、インターネットによる利便性や金利、手数料といった回答が多かったが、一方、インターネットによる取引を避けるユーザーの回答では、「窓口やATMの方が信頼できる」との回答が5割強に上った。
インターネットを通じた金融取引に対する不安としては、「個人情報の流出」が最も高く、取引経験者であっても7割以上が不安に感じている。取引経験がないユーザーにおいては8割以上のユーザーが不安と答えている。
また、「第三者による悪用」や、「不正アクセスによる意図しない取引」「操作ミス」「第三者による改ざん」「システム障害」など、インターネットやコンピュータ特有の不安が浮き彫りとなった。
(Security NEXT - 2004/05/24 )
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