Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OpenSSL、複数の脆弱性へ対処したアップデートを公開

OpenSSLの開発チームは、複数の脆弱性を解消するアップデート「OpenSSL 1.1.0d」「同1.0.2k」を公開した。「同1.0.1」は2016年末にサポート終了を迎えており、今回より同バージョンへのアップデートは提供されていない。

今回のアップデートは、細工されたパケットによりクラッシュし、サービス拒否に陥る可能性がある「CVE-2017-3731」をはじめ、それぞれ3件、あわせて4件の脆弱性へ対処したもの。

脆弱性の重要度は、両バージョンに共通する「CVE-2017-3731」「CVE-2017-3732」および、「同1.1.0」が影響を受ける「CVE-2017-3730」に対して、4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」にレーティングされている。また「同1.0.2」に関連する脆弱性「CVE-2016-7055」は、もっとも低い「低(Low)」と指定した。

開発者やセキュリティ機関では、最新版へアップデートするようアナウンスしている。なお「同1.0.1」に関しては2016年末でサポートを終了しており、注意が必要。

(Security NEXT - 2017/01/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に