Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Drupal」に4件の脆弱性 - アップデートが公開

コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Drupal」のセキュリティアップデートが公開された。複数の脆弱性を解消しており、開発チームでは最新版へのアップデートを強く推奨している。

20161122_dr_001.jpg
4件の脆弱性を修正した「Drupal」

今回公開した「Drupal 8.2.3」および「同7.52」は、CVEベースで4件の脆弱性へ対応したアップデート。

確認フォームにURLが挿入され、外部サイトへリダイレクトされるおそれがある脆弱性「CVE-2016-9451」を解消した。

また文字列の変換機能におけるサービス拒否の脆弱性「CVE-2016-9452」など、5段階中3番目に高い重要度「中(Moderately Critical)」の脆弱性2件を修正している。

さらに5段階中下から2番目にあたる「あまり重要ではない(Less Critical)」とされる脆弱性2件を修正した。開発チームでは、アップデートの内容を確認した上で、最新版へできるだけ早く更新するよう推奨している。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2016-9449
CVE-2016-9450
CVE-2016-9451
CVE-2016-9452

(Security NEXT - 2016/11/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ
「GitLab」にアップデート - 12件の脆弱性を解消
「ICS」や「Avalanche」などIvanti複数製品に脆弱性