Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Asterisk」管理ツールの脆弱性に注意 - 探索ツール出回る

「FreePBX」の脆弱性を探索するアクセスを観測したほか、「UDP1900番ポート」に対するアクセスの増加を観測した。

20161003_np_001.jpg
「FreePBX」を狙ったと見られるアクセス(グラフ:警察庁)

警察庁が、インターネット定点観測システムを活用し、2016年8月に観測したインターネット上のアクセス動向をまとめたもの。

同月は、SIPサーバである「Asterisk」の管理ツールである「FreePBX」の脆弱性の有無を探索するアクセスを観測した。脆弱性が悪用されると、細工したリクエストを送信することで任意のコマンドが実行されるおそれがある。

問題の脆弱性は、8月9日に公表されたもので、同月12日には脆弱性の探索ツールがインターネット上で公開。同庁では16日にバージョン情報の取得を試みるアクセスや、脆弱性の有無を確認するアクセスを確認したという。

(Security NEXT - 2016/10/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

1月のDDoS攻撃件数、前月比29%増 - IIJレポート
2023年4Qにおけるtelnetの探索、12月下旬は10月初旬の3倍に
2023年12月のDDoS攻撃、前月比3割減 - 規模も縮小
約194GbpsのDDoS攻撃を観測 - 22分にわたり継続
DDoS攻撃が大幅減 - 一方で約147Gbps超の攻撃も
9月に399件のDDoS攻撃を観測、前月比1割減 - IIJレポート
150時間近く継続する複合DDoS攻撃 - 最大115Gbpsのトラフィック
5月はDDoS攻撃が3割減、6時間超にわたる攻撃を観測 - IIJレポート
「Interop Tokyo」が開催中 - 「Best of Show Award」も発表
未知の脆弱性で生じた通信障害、NTT東西に行政指導