一石投じるMSのパスワードガイダンス - 多文字種や定期変更は不要、でも多要素認証を
「パスワードは、どのようなものが最適か」。長さや複雑さ、変更頻度など、これまでパスワードの運用についてさまざまな議論が行われてきたが、米Microsoftが調査結果をもとに、従来対策に一石投じる「パスワードのガイダンス」を公開した。

Microsoft Password Guidance
今回公開した「Microsoft Password Guidance」は、米MicrosoftのIdentity Protectionチームがまとめたもの。英文による19ページのガイダンスだが、一部を日本マイクロソフトのNetwork&ADサポートチームが概要を公開している。
同社では、IDやパスワードを用いた攻撃を1日あたり約1000万回以上受けており、同ガイダンスでは、アカウントが奪取される際の傾向など同社の調査や経験にもとづき、ID管理者や一般利用者向けに同社が推奨するパスワードマネジメントについて解説した。
同社のアイデンティティ管理製品やオンラインサービスの利用者が想定されているが、他プラットフォームの利用者も参考となる一般的な内容となっているという。
効果が小さい割に負担が大きいパスワード要件を改善、実効性の高い基本的な対策の徹底を促すもので、さらに多要素認証を強制することで被害を防ぐことが狙いとなっている。
オンラインサービス以外にも、パスワードはさまざまなシーンで用いられており、多要素認証が利用できないケースや、一般的なエンドポイントよりも機密性が高いケース、ブルートフォース攻撃が行いやすいローカルファイル、Wi-Fiなど、どのようなケースへ適用できるか、という問題もあるが、いずれにしても大きな反響を呼びそうだ。
(Security NEXT - 2016/06/03 )
ツイート
PR
関連記事
学生の複数アカウントに不正アクセス、スパム踏み台に - 立教大
覆面調査サービスにPWリスト攻撃 - なりすましによるポイント交換も
「Dell SCG」に100件超の脆弱性 - 重要度「クリティカル」
ヘルプデスクがスパム踏み台に、メール閲覧も - JCV
BIツールから個人情報流出の可能性 - 2.5次元アイドル事務所
「SonicWall SMA 1000」に深刻な脆弱性 - 悪用を示す事例も
複数顧客にフィッシングメール、注文情報が流出か - 酒類販売事業者
「SQL Server」「NetScaler」など既知脆弱性6件で悪用確認 - 米当局が警告
レンタルサーバ設備で侵害、サービスを一時停止 - NTTスマートコネクト
複数管理サイトに不正アクセス、CMSに脆弱性 - 学研Meds

