Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サンリオタウン、個人情報最大330万人分が一時アクセス可能な状態に

サンリオのファン向けコミュニティサイト「サンリオタウン(SanrioTown)」の会員に関する個人情報が、インターネット経由で閲覧可能な状態だったことがわかった。

20151224_st_001.jpg
脆弱性が判明したサンリオタウン

同サイトを運営する香港のSanrio Digitalによれば、今回の問題はセキュリティ研究者であるChris Vickery氏の指摘により、明らかとなったもの。サーバの脆弱性により、データを保管しているサーバのIPアドレスを知っていれば、誰でもインターネット経由で閲覧できる状態だったという。

閲覧できる状態だったのは、同サイトへ会員登録していた最大330万人分の氏名や性別、エンコードした誕生日、国名、メールアドレス、SHA-1によりハッシュ化されたパスワード、パスワードのヒントといったデータ。クレジットカードなど決済関連の情報は含まれていなかったという。

同社は、今回の問題でデータが盗まれた痕跡はないと説明。脆弱性を修正し、セキュリティ対策を実施した。またサンリオタウンの会員データは、サンリオの他サービスやウェブサイトと共有しておらず、他サイトへの影響はないとしている。

(Security NEXT - 2015/12/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

端末管理システムで誤設定、従業員情報が閲覧可能に - マイナビ
ビジネスプランコンテストの応募システムに不備、改修時に発生 - 日本政策金融公庫
個人情報が外部から閲覧可能に、権限変更漏れで - クマ財団
中学校でテスト解答用紙を保護者に誤配信 - 名護市
学生個人情報をスケジュール管理ソフトで教員間に誤共有 - 中京大
e講習受講者情報が閲覧可能に - プレストレストコンクリート工学会
移行時に注文データが異なる個人情報と紐づく不具合 - ambie
アシカ愛称募集で個人情報が閲覧可能に - 南知多ビーチランド
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC