「Windows DNS Server」の脆弱性、ワーム転用のおそれ - 早急に対処を
マイクロソフトは、米時間7月14日に月例セキュリティ更新で修正した脆弱性に、ワームなどへ悪用される可能性が高い脆弱性が含まれているとして注意を呼びかけている。
問題の脆弱性は、「Windows DNS Server」においてリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-1350」。深刻度は4段階中もっとも高い「緊急」。脆弱性の悪用や公開は確認されていないが、同社では悪用可能性指標をも3段階中もっとも高い「1(悪用される可能性が高い)」とレーティングしている。
DNSサーバとして構成されている「Windows Server」に影響があり、ユーザーの操作に依存せず、認証なしにリモートより脆弱性が悪用可能であるため、自己拡散する「ワーム」に転用されるおそれがある。
同社は、できる限りアップデートを早急に実施するよう求めており、すぐに更新できない場合は、回避策を講じるよう利用者へ対応を呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/07/15 )
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