Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「BIND 9」のセキュリティアップデートが公開 - 「NXNSAttack」などに対応

Internet Systems Consortium(ISC)は、「BIND 9」における複数の脆弱性を解消したアップデートをリリースした。関係機関では早急に対応するよう求めている。

DNSにおける権威サーバの委任を悪用したリフレクション攻撃「NXNSAttack」について論文が発表され、BINDにおいても踏み台として悪用されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-8616」が判明したもの。

さらにリモートからの攻撃でサービス拒否が生じるおそれがある脆弱性「CVE-2020-8617」が明らかとなった。権威DNSサーバ、リゾルバの双方が影響を受ける。

ISCではこれら脆弱性へ対処した「BIND 9.16.3」「同9.14.12」「同9.11.19」をリリース。脆弱性の判明を受け、関係機関では注意喚起を実施しており、日本レジストリサービス(JPRS)では、利用者に対し、アップデートを強く推奨している。

(Security NEXT - 2020/05/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

除草工事委託先への安全講習会案内メールで誤送信 - 茨城県
ITインフラ監視ツール「Pandora FMS」に脆弱性 - アップデートで修正
「Active! mail 6」に「XSS」や「CSRF」脆弱性 - 修正版へ更新を
若年層向けアジアCTF大会「ACSC 2025」が8月開催 - 世界大会は東京
ランサム被害でデータ暗号化、原因など調査 - 新興プラスチックス
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも
「PHP」に複数脆弱性 - セキュリティリリースが公開
ブラウザ「Chrome」の「Cookie暗号化保護」を破壊する「C4攻撃」
大音量で煽る「サポート詐欺」の被害、端末内部に学生情報 - 名大
メール送信した資料に物件オーナーの個人情報 - 長谷工ライブネット