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「NarSuS」利用者情報約6万件の流出確認 - アイ・オー・データ

アイ・オー・データ機器が提供するクラウドベースのNAS管理サービス「NarSuS」のテスト用サーバ不正アクセスを受けた問題で、個人情報の流出が確認された。

同サービスは、NASの稼働状況をリモート環境より一括管理できるクラウドサービス。5月7日にテストサーバへの不正アクセスが判明。公開サーバを停止し、影響の範囲など詳細について調査を進めていた。

同社によると、セキュリティ上の設定に問題があり、外部からの攻撃によって同サーバ内部に保存されていた同サービスの登録者に関する情報が流出したことを確認した。

氏名や会社名、部署名、住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレス、製品型番、MACアドレス、製品のシリアルナンバーなど、約6万件にのぼるという。利用者のNAS内部に保存されているデータの流出に関してはあらためて否定した。

同社では外部事業者の協力のもと、流出の範囲や原因について調査を進めている。また利用者向けに同サービスを提供することは当面停止するが、すでに登録されている機器の故障などを検知した場合は、個別に通知するとしている。

(Security NEXT - 2020/05/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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