Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

プロクシサーバ「Apache Traffic Server」に複数脆弱性 - いずれも「クリティカル」

キャッシュプロクシサーバ「Apache Traffic Server(ATS)」に複数の深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

「同8.0.5」「同7.1.8」「同6.2.3」および以前のバージョンに、「HTTPリクエストスマグリング(HRS)」の脆弱性「CVE-2020-1944」「CVE-2019-17559」「CVE-2019-17565」が明らかになったもの。

いずれも米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」における共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは、最大10のところ「9.8」で、「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

これら脆弱性は、2月29日にリリースされた「同8.0.6」「同7.1.9」にて修正されており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2020/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正