Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アニメーションPNGのデコードライブラリに脆弱性

Android向けに提供されている画像デコードライブラリ「ApngDrawable」に整数オーバーフローの脆弱性が明らかとなった。

「apng-drawable(Animated Portable Network Graphics image decoder for Android)」は、アニメーションPNG(APNG)向けのデコードライブラリ。LINEが開発を手がけており、GitHubを通じて公開されている。

「CVE-2019-6007」は整数オーバーフローの脆弱性で、悪用されると任意のコードを実行されたり、DoS攻撃を受けるおそれがある。脆弱性の判明を受け、LINEでは修正版となる「apng-drawable 1.7.0」をリリースした。

同ライブラリを利用するアプリにも影響があり、コミュニケーションアプリ「LINE」においても同ライブラリに起因する脆弱性が判明。アップデートが実施されている。

(Security NEXT - 2019/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正
「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正