Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 74」がリリース、脆弱性など39件を修正

「Chrome」の開発チームは、最新版となる「Chrome 74」を「Windows」「macOS」「Linux」向けにリリースした。機能の強化のほか、脆弱性の修正を実施している。

今回公開した「同74.0.3729.108」では、セキュリティ面において39件の修正を実施している。開発チームでは、主要な脆弱性として19件を挙げているが、4段階中もっとも重要度が高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。

重要度が1段階低い「高(High)」とレーティングされた脆弱性は5件。解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-5805」「CVE-2019-5808」「CVE-2019-5809」や、インテグラオーバーフローの脆弱性「CVE-2019-5806」、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2019-5807」などを修正した。

そのほか重要度が1段階低い「Medium」とされる脆弱性12件や、「低(Low)」とされる脆弱性2件を修正している。

(Security NEXT - 2019/04/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース
「Dell Data Lakehouse」が脆弱性145件を修正 - 深刻な脆弱性も
マルウェア対策製品「Avast」「AVG」に深刻な脆弱性
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
Adobeが定例アップデート - 8製品29件の脆弱性を修正
「Symfony」に脆弱性 - アクセス制御ルールが回避されるおそれ
ベクトルDB「Milvus」に深刻な脆弱性 - クラスタ乗っ取りのおそれも
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件に対処