Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

データベース不要のオープンソースCMSに複数のXSS脆弱性

紀永プロジェクトが開発するデータベースレスのコンテンツマネジメントシステム「KinagaCMS」に脆弱性が含まれていることがわかった。

「同6.5」より以前のバージョンで利用する「Bootstrap」に脆弱性「CVE-2018-14040」「CVE-2018-14041」が存在することが判明したもの。

さらに「Bootstrap」の脆弱性「CVE-2019-8331」に起因するクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2019-5926」が判明した。脆弱性を悪用されると、情報漏洩や改ざんが生じるおそれがある。

同プロジェクトでは、「同6.5」で脆弱性に対応。脆弱性を周知するため、情報処理推進機構(IPA)へ報告し、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。早急にアップデートを実施するよう利用者へ呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を
分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性