Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome 73」がリリース - セキュリティ関連の修正は60件

「Chrome」の開発チームは、「Windows」「macOS」「Linux」向けに最新版となる「Chrome 73」をリリースした。脆弱性などセキュリティに関する修正も多数実施している。

今回のアップデート「同73.0.3683.75」では、機能強化やバグへの対応のほか、セキュリティに関して60件におよぶ修正を実施した。

同社は、今回のアップデートで修正した主要な脆弱性18件を明らかにしているが、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされた脆弱性はなかった。

重要度が1段階低い「高(High)」とされる脆弱性は6件。解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-5787」「CVE-2019-5788」「CVE-2019-5789」を修正。

「JavaScript」エンジン「V8」におけるヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2019-5790」や型の取り違え「CVE-2019-5791」などに対処した。

さらに重要度「中(Medium)」とされる脆弱性10件へ対応したほか、「低(Low)」とされる脆弱性2件を修正したことを明らかにしている。

(Security NEXT - 2019/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告