Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PostgreSQL環境向けミドルウェアの管理ツールに脆弱性 - DB管理者権限を奪われるおそれ

データベース「PostgreSQL」とアプリケーション間でミドルウェアとして利用される「pgpool」の管理ツール「PgpoolAdmin」に認証不備の脆弱性が含まれていることがわかった。

同ソフトウェアにおいて、アクセス制限に不備がある脆弱性「CVE-2018-16203」が明らかとなったもの。脆弱性が悪用されると「Pgpool-II」の制御が可能となるほか、認証を回避し、データベースの管理者権限を奪取されるおそれがある。

脆弱性は、DarkMatter Fotios Rogkotis氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。開発チームは、脆弱性へ対処したアップデートとなる「同4.0.1」をリリースしている。

(Security NEXT - 2018/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に3件の脆弱性 - アップデートで修正
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
「Monsta FTP」に深刻な脆弱性 - 8月のアップデートで修正済み
米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に悪用済み脆弱性が判明 - 今月2件目
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
ファイル管理ツール「File Browser」に脆弱性 - 依存ライブラリに起因
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
Appleの動画エンコーダ「Compressor」に脆弱性 - アップデートで修正