Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、2018年最後の月例セキュリティ更新 - 一部脆弱性でゼロデイ攻撃も

マイクロソフトは、2018年最後となる月例セキュリティ更新を公開した。CVEベースで39件の脆弱性を解消しており、一部はゼロデイ攻撃が確認されている。

20181212_ms_001.jpg
アップデート情報を確認できるマイクロソフトのセキュリティ更新プログラムガイド

今回のアップデートでは、「Windows」や「Internet Explorer」「Microsoft Edge」「Office」「Exchange Server」のほか、「ChakraCore」「.NET Framework」「Dynamics NAV」「Visual Studio」「Windows Azure Pack(WAP)」の脆弱性に対処した。

脆弱性の最大深刻度は、4段階中もっとも高い「緊急」が9件、次いで深刻度が高い「重要」が30件となっている。

脆弱性によって内容は異なるが、17件に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがある。また権限の昇格、サービス拒否、なりすまし、改ざん、情報漏洩などの脆弱性へ対処した。

(Security NEXT - 2018/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供