Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware Workstation」などに深刻な脆弱性 - ホスト上でコード実行のおそれ

「VMware Workstation」「VMware Fusion」に深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。アップデートで修正されている。

NICをエミュレーションした「e1000」において、域外のメモリへ書き込む脆弱性「CVE-2018-6973」が明らかとなったもの。悪用されるとゲストマシンよりホスト上でコードを実行されるおそれがあるという。

重要度は、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」。「VMware ESXi」に関しては影響を受けないとしている。

同社は、脆弱性を修正した「VMware Workstation 14.1.3」「VMware Fusion 10.1.3」を用意。これらバージョンは、脆弱性「Foreshadow」における「CVE-2018-3646」への対応も含まれる。

20180816_vm_001.jpg
影響を受けるバージョンおよびアップデート(表:VMware)

(Security NEXT - 2018/08/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco IOS/IOS XE」に脆弱性 - すでに悪用やPoC公開も
Cisco製FWやOSにクリティカル脆弱性 - すでに攻撃試行も
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「SolarWinds WHD」に深刻な脆弱性 - 過去の修正をバイパス
「Chrome」にアップデート - 「V8」に関する脆弱性3件を修正
「MS Edge」の脆弱性3件を修正 - 一部「クリティカル」との評価も
GitLabがセキュリティアップデート - 脆弱性9件を修正
ホスティング管理ツール「Control Web Panel」にRCE脆弱性