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ホテル予約者情報の流出、影響が波及 - 大規模から小規模まで

ホテル予約サイトの運営を受託していたファストブッキングジャパンの親会社である仏FastBookingが不正アクセスを受けた問題で、これまでも関連する発表を伝えてきたが、既報以外にも多数宿泊施設に影響が波及している。

仏FastBookingが管理、運用するサーバが6月14日21時前から同月19日21時過ぎにかけて不正アクセスを受けたもの。

6月15日と17日に行われた2回の攻撃によって、国内401の宿泊施設が影響を受けた。

予約者の氏名や住所、メールアドレス、国籍、予約金額、ホテル名、チェックインとチェックアウトの日程、暗号化されたクレジットカード情報などが含まれる。流出内容や規模はホテルによって異なるが、十数件から数万件規模の漏洩が発生している。

マイステイズ・ホテル・マネジメントでは、2017年5月1日から2018年6月19日までの予約3万9649件と、2017年8月以前に利用されたクレジットカード情報2万7103件が流出。またホテル小田急サザンタワーにおいても、予約情報7626件とクレジットカード情報1万3155件が影響を受けた。

(Security NEXT - 2018/07/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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