Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

37%が迷惑行為などオンラインリスクを経験 - 加害者の2割が家族や知人

迷惑行為や性的嫌がらせ、いじめなどのオンラインリスクを経験した日本のユーザーは37%で、世界平均より28ポイント低く、調査対象国の23カ国中もっとも低かったという。

米Microsoftがオンラインリスクとその影響について調査を実施し、結果を取りまとめたのもの。日本を含む23カ国の13歳から74歳のユーザーを対象にしている。

オンラインリスクの経験値を見ると、日本は37%でグローバルの65%より28ポイント低い。家族や友人が被害を受けた割合も28%と、グローバルの65%を大きく下回っている。

リスクを内容別に見ると、「迷惑な接触」「詐欺行為」「差別行為」「女性蔑視」などを含む「迷惑行為」は25%で、4人に1人が経験。「性的嫌がらせ」は19%で、約5人の1人が経験していた。「いじめ」は17%、「名誉毀損」は9%と、すべての項目でグローバルを下回っている。

また、オンラインリスクを経験した人のうち、21%が家族、友人、知り合いが関与していたと回答。グローバルの36%を下回り、調査対象国でもっとも低い。

さらに61%が、オンラインリスクの経験後に悪影響があったと回答。「うつ状態になった(39%)」「よりストレスを感じるようになった(28%)」などの影響が見られた。

世代別に見ると、18歳から34歳の46%がオンラインリスクを経験しており、もっとも高かった。13歳から17歳は40%で、35歳から74歳は28%だった。

(Security NEXT - 2018/02/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局