Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ギフト券30万円分の受注に見せかけたマルウェアメールが流通

30万円分のギフト券を購入した際の受注メールに見せかけたマルウェアメールが流通している。あわてて添付ファイルなどを開けば、マルウェアに感染するおそれがあり、注意が必要だ。

三井住友カードを装い、マルウェアへ感染させようとするメールが不特定多数に送信されており、同社や日本サイバー犯罪対策センター(JC3)などが注意を呼びかけたもの。

「ご注文ありがとうございました」などといった件名でメールは送信されており、本文には「VJAギフトカード1000円券×300枚のご注文ありがとうございます」といった内容を記載。受信者の不安を煽り、添付ファイルやリンクを開かせようとしていた。

ファイルの名称は、「VJAギフトカードインターネットショップ」「お振込口座変更のご連絡」など複数の種類が用いられており、誤って開くとマルウェアに感染するおそれがある。

三井住友カードでは、ギフトカードの購入や各種手続きに関して、ファイルを添付したメールを送信することはないと説明。心当たりのないメールを受信した場合は削除するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/12/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
従業員アカウントが不正利用、フィッシング踏み台に - 常石G
6月の侵害は未知の手口、米子会社で別件インシデントも - 古野電気
【特別企画】脅威動向や実務者が身をもって学んだノウハウなど共有する年次イベント
「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
メールセキュ製品「Libraesva ESG」に脆弱性 - すでに悪用も、国家関与か
子会社サイトが改ざん被害、外部サイトに誘導 - 福岡ひびき信金
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 - JPCERT/CC