「Wget」に深刻な脆弱性 - チャンクエンコードの処理に問題
「GNU Wget」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
Linuxディストリビューションの多くで採用されているファイルダウンローダー「GNU Wget」に、バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2017-13089」「CVE-2017-13090」が含まれていることが明らかになったもの。
チャンクエンコーディングの処理に問題があり、HTTP経由で細工されたリンクへ誘導されると、任意のコードを実行されるおそれがあるという。
共通脆弱性評価システムであるCVSS v3のスコアは6.3だが、調整を行ったフィンランドナショナルサイバーセキュリティセンターは、深刻な脆弱性であるとの見方を示している。
脆弱性を修正した「同1.19.2」が公開されており、アップデートが呼びかけられている。
(Security NEXT - 2017/10/27 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
「Apache HTTPD」にアップデート - 脆弱性5件を解消
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
