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水俣病の認定申請資料に関係ない個人情報、墨塗りを失念 - 新潟県

新潟県は、水俣病の審査請求人の資料を国の不服審査会に提出した際、請求者とは関係ない個人情報の記載部分について墨塗りを忘れたため、個人情報が漏洩したことを明らかにした。

同県によれば、公害健康被害の補償等に関する法律に基づき、水俣病の認定審査について不服を申し立てた審査請求者に関する資料を国の不服審査会に提出したが、関係ない他認定申請者に関する個人情報が記載されたままだったという。7月12日に判明した。

不服審査会から資料の写しを受け取った審査請求の代理人が気付き、同県に連絡したことで問題が発覚した。資料に記載されていたのは、審査請求人以外の水俣病認定申請者10人の氏名や住所、生年月日、性別など。本来は黒塗りで隠して提出するはずだったが、職員が失念したという。

同県では、対象となる関係者に謝罪。個人情報が記載された資料の回収を進めている。

(Security NEXT - 2017/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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