ランサムウェア感染も行政ネットワークに影響なし - 川崎市
神奈川県川崎市は、同市上下水道局の業務端末1台がランサムウェア「WannaCrypt」に感染したことを公表した。感染の拡大は確認されておらず、行政情報システムなどへの影響もなかった。
同市によれば、感染被害が発生したのは、上下水道局が国際事業推進業務で使用しているパソコン。5月12日の業務終了時に異常は見られなかったが、週明け15日の始業時にパソコンを起動したところ、身代金を要求する画面が表示された。
ランサムウェアに感染したパソコンは、データの送受信や海外関係先との連絡調整などを行うため、インターネットへ直接接続していたという。
同市の行政情報ネットワークとは切り離して運用しており、上下水道施設や行政情報システムなどへの影響は確認されていない。
(Security NEXT - 2017/05/19 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ランサム攻撃によりサーバやPCが被害 - 建設資材機械設備メーカー
工場向けMOMシステム「DELMIA Apriso」脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
ランサム被害が発生、製品出荷などに影響 - 業務用加湿器メーカー
ランサム被害で出荷停止、2日後より順次再開 - オオサキメディカル
ランサム攻撃でサーバやPC30台が被害 - 清掃用品メーカー
教員VPNアカウント悪用され侵入、不審検索履歴から発見 - 芝工大
サーバがランサム感染、情報流出は調査中 - ソフトウェア開発会社
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社