LINE装うフィッシングが再発 - 「異常ログイン」などと不安煽る

誘導先のフィッシングサイト(画像:フィ対協)
SNSサービスの「LINE」を装い、検証などと称してウェブページへアクセスさせ、利用者からアカウント情報をだまし取るフィッシング攻撃が発生しており、フィッシング対策協議会が注意を呼びかけている。
今回確認されたフィッシング攻撃では、「LINE-Corporaionut」「LINE--安全認証」といった件名のメールを送信。過去に確認された攻撃と同様の文面を用い、「お客様のLINEアカウントに異常ログインされたことがありました」などと不安を煽って本文のリンクから偽サイトへ誘導していた。
LINEを狙った攻撃では、2016年11月以降にアクセスする時間帯を「毎日9時から20時まで」などと指定するケースも確認されているが、2017年に入ってから見られなくなっており、今回もそのような指定はなかった。
同協議会では3種類のURLを確認。2月6日の時点でフィッシングサイトの稼働を確認しているとして、閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼している。
同協議会に対するフィッシングに関する報告件数は、2016年10月に128件と37カ月ぶりに200件を下回る低水準を記録するも、翌月以降増加傾向が続いており、1月には736の報告が寄せられた。「LINE」を装った攻撃も増加の一因となっており、今後も引き続き注意が必要だ。
(Security NEXT - 2017/02/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
脅威の可視化からテイクダウンまで提供「PHISHNET/25 Axur」 - TwoFive
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
「豪華3大特典」と誘惑 - 偽マネックス証券のフィッシングに注意
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
「北海道じゃらん」に攻撃、個人情報流出か - フィッシング攻撃も
フィッシング被害から個人情報流出や不正メール送信が発生 - 日本無線