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安全衛生技術試験協会、サイトを再開 - 改ざん原因は調査中

不正アクセスを受け、ウェブサイトの一部コンテンツを改ざんされた問題で、安全衛生技術試験協会は、ウェブサイトを再開した。

今回のウェブサイトの改ざんでは、Adobe Flash Playerの脆弱性「CVE-2015-5119」を悪用する「swfファイル」や、マルウェアが設置されたもの。米国時間7月8日に公開された「APSB15-16」を適用していない「同18.0.0.194」や以前のバージョンで閲覧した場合、マルウェアへ感染するおそれがあった。

同協会では、不正アクセスの内容、対応方法など調査を進めるとともに、ウェブサイトが改ざんされていたと見られる7月10日12時ごろから17時半までにアクセスした心当たりがある利用者へ、マルウェアへ感染していないか確認するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2015/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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