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JR東日本関連会社でマルウェア感染 - 「なりすましメール」の踏み台に

駅構内施設「ecute」を展開するJR東日本ステーションリテイリングは、従業員が使用する複数のパソコンがマルウェアへ感染したことを明らかにした。「なりすましメール」の送信などに悪用されたという。

同社によると、7月2日にウェブサイトの閲覧によりパソコン2台がマルウェアへ感染したもの。これらパソコンより取り引き先など外部へ「なりすましメール」が送信された。

また感染端末から、内部ネットワークに保存されたファイルが改変され、破壊されたという。今回のマルウェア感染による情報流出の被害については確認されていないとしている。

同社ではなりすましメールの送信先となった関係者へ電話やメールで謝罪。受信したメールを開かずに削除するよう依頼するなど、二次被害が発生していないか確認を進めている。

(Security NEXT - 2015/07/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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