Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

国立情報学研究所に不正アクセス - 緩めた設定突かれ「踏み台」に

国立情報学研究所(NII)のサーバが不正アクセスを受けていたことがわかった。セキュリティ対策の甘いサーバが踏み台に悪用されたという。

20150608_ni_001.jpg
不正アクセスを公表したNII

同研究所によれば、一部サーバが不正アクセスを受け、DoS攻撃の踏み台に悪用されていることが6月2日12時過ぎに判明したもの。すでにネットワークからは遮断されている。

同サーバは、クラウド事業者のサービスを利用し、動作の検証作業に用いていたもので、5月29日よりアクセス制限を一時的に緩め、パスワードを簡単なものに変更していたが、そのまま用いていたところ、不正アクセスを受けたという。

また今回の不正アクセスによる個人情報や機密情報などの流出については確認されていない。同研究所では事実関係を調査し、再発防止対策を講じるとしている。

(Security NEXT - 2015/06/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意