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逆引DNSを利用したShellShock攻撃 - Mac OS Xの一般利用者にも影響か

「bash」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、逆引きDNSを利用した「ShellShock攻撃」が可能であることが判明した。クライアントとして利用するMac OS Xも影響を受ける可能性があり、日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)が注意喚起を行った。

Linuxの一部ディストリビューションやMac OS Xなど、広くデフォルトシェルとして利用されている「bash」。深刻な脆弱性が9月に判明し、ウェブサーバに対する攻撃などが想定されるとして、セキュリティ機関が注意を呼びかけてきたが、DNSを介した攻撃が可能であることが判明し、影響の拡大が懸念されている。

あらたに判明したのは、逆引きDNSのリソースレコードを利用し、コードを送り込む手法。リソースレコードが「bash」によって解釈されると、コードを実行されるおそれがある。

脆弱性がある「bash」を利用しており、DNSにアクセスする環境であれば、サーバ、クライアントに関係なく影響を受けるおそれがある。今回の逆引きDNSを用いた攻撃によって、Mac OS X上でコードが実行されたとの報告もあるという。

Mac OS Xに関し、Appleでは、9月末にセキュリティアップデート「OS X bash Update 1.0」を公開している。しかし同社は、「ShellShock」の影響は、UNIXの高度なシステムを構築している場合に限られるとし、多くのユーザーが影響を受けないとの声明を出したこともあり、多くのユーザーが誤解している可能性がある。

Appleでは、これまで提供していた「OS X bash Update 1.0」にくわえ、10月16日に公開した新OSである「OS X Yosemite 10.10」や、セキュリティアップデート「Security Update 2014-005」を公開。あらためて「bash」の脆弱性「CVE-2014-6271」「CVE-2014-7169 」に対処しており、早急な対応が求められる。

(Security NEXT - 2014/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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