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【不正送金】ネットバンク狙いに特化したマルウェア「VAWTRAK」 - 5月後半に検知数が急増

トレンドマイクロは、ネットバンキングの認証を詐取するマルウェア「VAWTRAK」の検出報告が増加しているとして、注意を呼びかけた。

同社によれば、5月以降徐々に検知件数が増加しており、5月20日には1日あたり25件を突破。1週間後の5月26日には、1日あたり45件と過去最悪を記録した。感染経路の詳細はわかっていない。

同マルウェアは、バックドアとして機能したり、感染した端末から情報を詐取するマルウェア。新種のマルウェアではないが、最近の亜種は、オンラインバンキングの利用者を狙ったものへ特化する傾向で認証情報を窃取するという。

マルウェアは、動作にあたり設定情報をコマンド&コントロールサーバから受信するが、それら情報を調べたところ、国内大手銀行4行を標的としていたほか、信販会社5社を対象としていた。

またセキュリティ対策ソフトの起動を阻害する機能を備えているのも特徴。Windowsのポリシー機能を悪用しているため、駆除に成功しても、セキュリティ対策製品が利用できないケースも確認されているという。

(Security NEXT - 2014/05/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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