Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2月はスパムの割合が上昇、バレンタインやウクライナ情勢を悪用した詐欺も - カスペルスキー

カスペルスキーは、2月のスパムの送信状況について取りまとめた。スパムの割合が前月より増加している。

同社がまとめたレポートによれば、2月の全メールトラフィックにおけるスパムの割合は69.9%で、1月を4.2ポイント上回った。

スパム送信国ランキングでは、「中国」が前月より7ポイント上昇して22.93%を占め、1位に浮上。2位は「米国」で19.05%、3位は「韓国」で12.81%だった。地域別では「アジア」が53.95%と半数以上を占め、依然として送信最多地域となっている。

メールに添付されたマルウェアのランキングでは、銀行や電子決済システムの登録フォームを装い、アカウント情報を盗み出すHTMLファイル「Trojan-Spy.HTML.Fraud.gen」が4.33%で、引き続きトップとなった。また、感染PCをボットネットに組み込む「Andromeda」が、2位と8位に入っている。

2月には、ウクライナの政治情勢を悪用し、金銭を騙し取ろうとするいわゆる「ナイジェリア型詐欺」メールが目立った。またバレンタインデーに関連して、「出会い系」のメールも激増したという。

フィッシングメールでは、「SNS」を標的としたものが27.28%で最も多く、「メールサービス(19.34%)」「金融・電子決済サービス(16.73%)」と」続いている。

(Security NEXT - 2014/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
メールの誤送信で学生のメアドが流出 - 都住宅供給公社
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「サポート詐欺」で1000万円の被害 - ネット銀を遠隔操作
狂犬病予防接種会場で強風により申請書が飛散 - 京丹後市
開示したNPO法人事業報告書で墨塗り漏れが判明 - 山口県
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分