Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「NEXON」装うフィッシング攻撃が発生 - ハンゲームやスクエニと同じ手口

オンラインゲームの「NEXON」を装ったフィッシング攻撃が発生しており、フィッシング対策協議会では注意を呼びかけている。

問題のフィッシングメールは、異常ログインを感知したなどとして不安を煽り、アクセスしたか確認することを口実にフィッシングサイトへ誘導するものだった。本文に記載されているURLは、HTMLメールによりリンク先を偽装しており、誘導先の偽サイトでアカウント情報を騙し取る。

メールの本文では、送信元として「株式会社营团社サービスシステム」を名乗っている。これまでも同様の文面を用いて、スクウェア・エニックスやハンゲームなどの利用者を騙そうとする攻撃もたびたび発生している。

「营团社」は「営団社」の中国語表記。旧エニックスの親会社である「営団社募集サービスセンター」や母体となった子会社「営団社システム」と類似しており、スクウェア・エニックスの関係会社を偽装したものと見られる。

20日の時点で誘導先となっているフィッシングサイトは稼働しており、同協議会では、JPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。

また類似した攻撃が発生する可能性があるとして、注意を呼びかけるとともに、同様の攻撃を見かけた場合は、同協議会へ情報提を提供してほしいと呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/12/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

予約管理システム侵害、予約者にフィッシングメール - 京都市内のホテル
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
「ローチケ」装うフィッシング攻撃 - 当選通知など偽装
「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る
AI環境向けに分散処理フレームワーク「Ray」にRCE脆弱性
「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
フィッシング契機に個人情報流出判明、犯行声明も - フォトクリエイト
「CODE BLUE 2025」まもなく開催 - CFP応募は前年比約1.6倍