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JAXAに不正アクセス、宇宙実験棟「きぼう」関係情報や関係者メルアドが流出

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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、同機構が管理するサーバが、外部から不正アクセスを受けたことを明らかにした。一部データが流出したが、運用上の影響はないと説明している。

同機構によれば、4月17日深夜に不審なIPアドレスより不正アクセスを受けた記録が残っていたもので、定期的に実施しているサーバ通信記録の確認作業により4月18日に判明したという。

同機構がサーバを隔離して調べたところ、国際宇宙ステーションの日本実験棟である「きぼう」の運用準備に関する参考情報や、関係者が登録している複数のメーリングリストが不正アクセスを受けていた。

同機構では、今回不正アクセスを受けた情報は、運用に直接利用する情報ではなく、運用に支障はないと説明。同機構では、原因や影響などについて調査を進めている。

(Security NEXT - 2013/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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