トレンド、ライブラリで解析逃れるAndroidマルウェアを確認 - ルート化端末にはさらなる攻撃
トレンドマイクロは、Android端末をボット化する高度な不正アプリ「ANDROIDOS_BOTPANDA.A」を確認した。ルート化された端末にさらなる攻撃をしかける機能など備えていた。
同社によれば、同マルウェアの大きな特徴は、解析を困難にするため、不正な動作をアプリ自身ではなく、ライブラリファイルに実装していることだという。誤って実行すると外部のコマンド&コントロールサーバへ接続される。
さらに感染した端末が「ルート化」されているか確認する機能を搭載。ルート化された端末に対しては、システム内のファイルを不正なファイルへ置き換えたり、コマンドの乗っ取りなどを設定するほか、検出や駆除を困難にする巧妙な機能を備えていた。
今後同様の不正プログラムが多く出回った場合は、セキュリティ専門家にとって大きな課題になると同社では予想している。
(Security NEXT - 2012/06/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
「Androidアプリセキュアコーディングガイド」英語版を公開 - JSSEC
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 独自修正も
「JVN iPedia」の脆弱性登録、2四半期連続で1万件超
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド
