Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「iPhone 5GS発売」と騙しマルウェアへ感染させるスパムに注意 - Macには感染せず

複数セキュリティベンダーが、Appleの最新スマートフォンに便乗したスパムが発生しているとして、注意を呼びかけている。

111004fs_01.jpg
F-Secureが発見したスパムメール

問題のスパムは、Appleが10月4日の製品発表イベントで発表すると憶測が出ている「iPhone」最新機種の話題に便乗したもの。「金曜日にiPhone 5GSが発売」などと騙してユーザーに興味を持たせ、リンクをクリックさせる手口だった。

誤ってリンクをクリックすると不正サイトへ誘導され、実行ファイル「iphone5.gif.exe」がダウンロードされる。

同プログラムはボットで、誤ってファイルを開いて感染すると、IRC経由で遠隔からコントロールされ、情報漏洩など被害が発生する可能性がある。「Windows」プラットフォームをターゲットとしており、同じAppleが提供する「Mac OS X」には感染しないという。

同プログラムを検知したセキュリティベンダーのSophosでは「Mal/Zapchas-A」、F-Secureでは「IRC-Worm.Generic.2106」として対応。各社不審メールへの注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2011/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、「iOS」「iPadOS」のセキュリティアップデートを公開
米当局、Apple製品で修正されたゼロデイ脆弱性に注意喚起
「iOS」にゼロデイ脆弱性、アップデートが公開 - 旧端末向けにも
Apple、「iOS 17.1」「iPadOS 17.1」を公開 - 2世代前にもアップデート
Apple、ゼロデイ脆弱性を修正した「iOS 16.7.1」「iPadOS 16.7.1」を公開
米政府、Appleやトレンドの脆弱性について注意喚起
「iPhone」や「iPad」に3件のゼロデイ脆弱性 - アップデートを公開
「iOS 15」や旧世代macOSにアップデート - ゼロデイ脆弱性対応で
Apple、「macOS Ventura 13.5.2」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対応
「iOS 16.6」が公開に、ゼロデイ脆弱性を修正 - 旧端末向けにも